中国の習近平国家主席は17日、スイスで開催中の世界経済フォーラム2017年年次総会「ダボス会議」で基調講演を行いました。その講演は多くの参加者から賛同を受け、大きな反響を呼んでいます。
清華大学の李稲葵教授は「習主席のダボス会議出席そのものが非常に重要な意義を持つ」と述べ、「まず、グローバル化を必ず堅持しなければならない。それに、中国はグローバル化から生まれた利益を受けただけでなく、貢献もしている。中国は、各国が中国経済の発展にただ乗りすることを歓迎する」と分析しています。
シンガポールのリー・クアンユー公共政策学院の馬凱碩教授は「習近平主席は、開放的で包摂的な未来図を描いてくれた。米国だけを考えるトランプ次期米大統領と違って、中国は、自国の成長を求めると同時に、外国にも成長してもらいたいと考えている。これはたいしたものだ」と述べました。
また、ダボス会議に参会した、米国中経合会社の劉宇寰代表取締役は「今、米国は政権交替期にあり、世界には不確定要素がある。習近平主席はその講演で中国の未来図を描いており、これは非常に重要なことだ。米国の政策動向には不確定要素がたくさんあるが、米国は中国と協力を行わなければならない」と述べました。(Mou)
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