会員登録

習主席、スイスメディアで署名入り文章を発表

2017-01-13 15:41:59     cri    

 習近平国家主席は、スイスの公式訪問と世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)への出席に先立って、スイスの『新チューリッヒ新聞』に「実務的協力を深め、平和発展を共に求める」と題する署名入りの文章を発表しました。

 習主席は文章の中で、「2017年最初の訪問先に、風光明媚なスイスを選んだ。今回の訪問は、今世紀初の中国元首によるスイス公式訪問でもある」と述べ、スイス訪問が実り豊かなものとなることへの期待を示しました。

 また、中国とスイスの関係の歴史を振り返り、「スイスの時計、薬品、紡績製品、機械は、20世紀初頭にはすでに中国で販売され始めた。スイスは、1950年代に新中国を最も早く認め、中国と国交を樹立した西側諸国の1つである。改革開放の実施が始まった当初、スイスは中国に初の中外合弁企業を設立した。スイスはまた、欧州の国々の中で率先して中国の完全市場経済地位を認めている」と評価しました。

 さらに、近年の両国の交流について、「スイスは、中国と自由貿易協定を結んだ初のヨーロッパの国である。人民元の国際化を支持し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立に加わり、中国とヨーロッパとの協力の手本を示している」と述べるとともに、「中国は、去年4月に中国を公式訪問したスイスのシュナイダー・アマン大統領と共に、中国とスイスのイノベーション戦略パートナー関係の確立を宣言し、両国関係は新たな段階に入った」としています。

 両国の関係については、「中国とスイスの関係は、社会制度が異なり、発展の段階が異なり、面積が異なる国同士による友好協力の手本となっている。これは、両国民が互いに好意を持ち、相手の選んだ社会制度と発展の道を尊重し、平等と協力の精神を持って両国関係を発展させてきたからだ」と示した上で、未来の関係発展に目を向け、ハイレベルの交流を保つこと、イノベーションにおける実務協力を行うこと、人文交流を強化すること、中国・スイス自由貿易区を整備することを提案しました。

 ダボス会議については「国際金融危機の発生以降、世界経済フォーラムは、知恵を集め、対話と協力を行う重要な場となっており、世界経済の回復に重要な役割を果たしている」と評価しました。

 さらに、「反グローバル化の思想、民族主義、保護貿易主義が台頭する中、世界経済の行方が注目を集めている。中国は世界各国と共に、チャレンジに対応する。中国では、外部環境と中国経済の新常態(ニューノーマル)に合わせ、イノベーション、協調、エコロジー、開放、共有の開発理念を貫き、供給側(サプライサイド)の構造改革を進め、良好な成果を上げている。中国は、世界経済の巨大な市場で、各国の投資を引き寄せ、各国国民に幸せをもたらすよう寄与していく」と述べています。

 ジュネーブは近現代国際関係史において重要な位置があり、国連及びその他の専門機構など政府間国際組織の発展をその目で見、イランの核問題やシリア、中東平和プロセスなど重要でホットな問題が段階的な協議に達成する場合を提供し、「ジュネーブ条約」、「包括的核実験禁止条約」など一連の国際条約と法律文書がここで採択されました。

 1971年、国連における中華人民共和国の合法的権利が回復され、ジュネーブにあるその他の国際機関に復帰した後、平和や安全、発展、人権、社会など各分野で努め、人類の平和と発展という崇高な事業に貢献をしました。中国は各国とともに、長期間の模索を通じて特にジュネーブでの多国間外交実践で、主権平等、平和的和解、法治正義、開放と包容、人道主義などの理念と原則を提唱してきました。これらのことはジュネーブ多国間主義精神の中身を体現しただけでなく、中国外交の伝統でもあります。

 今回の国連ジュネーブ本部に対する訪問は、関係各方面とともに歴史を改めて語りあい、各方面から認められた外交理念を広め、ともに「人類の運命共同体」を構築するというこの重要な課題を探り、より美しい世界の構築のため各方面の意見を聞き取りたいと思います。

 WHO・世界保健機構は保健分野での事務を担当する国連の専門機構であり、全世界の保健事業を健全化させ、世界人民の健康維持に重要な貢献をしています。保健は中国の発展における重要な一面であり、中国対外協力分野における重要な分野でもあります。世界保健機構との協力は、中国の衛生と健康事業のレベルを引き上げ、全世界の保健事業にも貢献をしました。陳馮富珍(マーガレット・チャン)事務局長とともに、中国と国際保健機関の協力について意見交換を十分に行いたいと思います。

 オリンピック運動が100年あまりの道のりを歩んできました。人類の全面的な発展の実現、各国人民間の友好増進、世界の平和と発展、進歩の事業推進などで積極的な役割を果たしました。中国は終始一貫して、オリンピック運動の支持者と参加者で、2008年北京オリンピックとパラリンピック、南京ユースオリンピックをそれぞれ開催し、現在2022年の北京冬季オリンピックとパラリンピックの開催のために積極的にその準備に取り組んでいます。国際オリンピック委員会を訪問し、トーマス・バッハ会長及び国際オリンピック委員会のオリンピック精神とオリンピック運動の推進に関する意見を伺う機会があればうれしいです。

 スイス各界の代表らとともに、協力と革新について話し合い、中国とスイスの関係、中国とヨーロッパの関係、中国と国連の関係、中国とオリンピック運動の関係発展を推進し、新しい1年により素晴らしい発展を収めることを期待しています。(Mou、万、謙)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS