米フェデックス（FedEx）がこのほど、『デジタル経済における世界貿易：中小企業のチャンス』と題する調査レポートを発表し、「イーコマースは世界の中小企業の輸出業務成長のための重要なルートとなっている。このうち、中国大陸の中小企業はイーコマースとデジタル化ルートを生かした輸出の増加ついて、アジア太平洋地域と世界平均レベルを上回っている」と明らかにしました。

　レポートによりますと、中国大陸で調査対象となった輸出型中小企業のうち、97％がイーコマースを利用して海外に商品を輸出しています。この数字はアジア太平洋地域と世界における平均比率である80％を上回っています。輸出は多くの中小企業にとって安定した収入をもたらすものであることから、中小企業は総収入の59％の売り上げを輸出業務に頼んでおり、93％の輸出型企業では、向こう1年間の輸出収入について、変化がないか、成長を保つものと見込んでいます。

　また、これら中小企業の輸出先トップ3にはインド（39％）、パキスタン（26％）、日本（22％）が名を連ねており、発展途上国が多くの中小企業の主要輸出先となりつつあることがわかっています。（殷、む）