「南水北調（中国南方地域の水を北方に送り水不足を解消するプロジェクト）」中線第1期プロジェクトは2014年12月12日に正式に通水しました。湖北省南水北調管理局が12日に明らかにしたところによりますと、南水北調中線プロジェクトが北方に水を提供してからこの2年間で、給水量はすでに60.9立方メートルに達し、北京や天津、河北省などの住民4000万人以上がその恩恵を受けているということです。

　南水北調中線プロジェクトは湖北省の丹江口ダムから水を引き、長江、淮河、黄河、海河という4つの流域を経由して、全長1267キロに達しています。

　給水開始してからの2年間で、北京、天津、河北、河南などの水が供給された地域の水供給量は上昇しました。また、水道水の水質が顕著に改善され、地下水の水位低下が抑制されて、都市部の河や湖の環境が著しく好転しました。

　北京市水道水グループのモニタリング結果によりますと、南水北調による給水を使用してから、水道水の硬度が以前の380ミリグラム/リットルから120-130ミリグラム/リットルに下がったということです。（ZHL、星）