トルコのエルドアン大統領は11日公告に調印し、11日を全国哀悼日として、イスタンブールで10日に発生した爆弾テロの犠牲者を追悼すると発表しました。首都アンカラと最大都市イスタンブールでは11日、大規模な追悼式が行われました。また、政府機関や海外駐在の大使館・領事館では半旗を掲げ、弔意を表しました。

　エルドアン大統領は予定していたカザフスタン訪問の外遊日程を延期し、イスタンブールの爆弾テロ発生現場で行われた追悼式に出席しました。

　トルコのソイル内相は11日の記者会見で、10日の爆弾テロにより、これまでに30人の警察官を含む38人が死亡、155人がケガをし、そのうちの14人が重体だと明らかにしました。

　政府と対立するクルド人武装組織「クルド解放のタカ」は11日、犯行声明を出しました。また同日、数千人がイスタンブール市内で集会を開き、テロを非難しました。（ZHL、星）