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欧州議会は24日、欧州委員会及び欧州連合(EU)加盟国のトルコとのEU加盟交渉の見合わせに関する非立法的決議を投票で採択しました。これを受けて、トルコのチェリックEU相はこの決議は先見性のないものとの考えを示しました。
欧州議会は同日、賛成479票、反対37票、棄権107票でこの決議を採択しました。決議は、今年7月のクーデター未遂後にトルコ政府が「相応しくない鎮圧手段」を取ったとして、これらの手段や政府が示した政治的意向によってEUと疎遠になったため、EU委員会及びEU加盟各国はトルコとのEU加盟交渉を見合わせるべきだとしました。しかし、この決議はあくまでも提案で、法的拘束力はありません。
これに対して、トルコのチェリックEU相が24日、この決議は「無効」なものだとし、「トルコ、シリア及びイラクには1000キロ以上もの国境線があり、テロ取締りの情勢は深刻なものであるため、欧州のこのやり方は先見性に欠けている」と述べました。
またトルコのエルドアン大統領は23日、テロについてEUは二重基準を取っているとし、欧州議会がトルコのEU加盟を見合わせる投票には「意味がない」と指摘しました。(ヒガシ、星)
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