イタリアのマッタレッラ大統領は5日、レンツィ首相が2017年度予算案の成立後に辞任することを発表しました。

　レンツィ首相は同日午後、大統領府に辞表を提出しました。その後、マッタレッラ大統領が声明を発表し、議会では来年度の予算案を審議中であり、レンツィ首相は予算成立まで現職に留まるとしました。

　イタリアでは4日、憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、反対多数で否決されました。政治改革を主導してきたレンツィ首相は、このことを受けて辞意を表明したということです。（鵬、謙）