習主席はグテーレス氏の次期国連事務総長就任を祝福し、中国が揺るがぬ姿勢でグテーレス氏の事務総長としての責任履行を支持していく立場を強調しました。習主席は、「国連はグローバルな試練の中、他に取って替わることのできない役割を果たしている。今後とも更なる役割の発揮を応援したい。国連は『国連憲章』で定められた主旨と原則を守り、国際和平と社会の安定を積極的且つ有効に守り、共同発展を弛まず促進していくべきだ。特に『持続可能な開発のための2030アジェンダ』および『パリ協定』を履行し、発展途上国の利益への更なる配慮と支援が行われていくよう希望する』と述べました。

　習主席はまた、「今年は中国の国連復帰45周年にあたる。この45年、中国と国連の協力は豊かな成果を実らせてきた。中国は国連の事業に積極的に貢献し、これからも引き続き国連の各分野での協力に関与し、支持していく。ハイレベル交流による牽引の役割を十分に発揮し、これら交流を通じて、中国と国連の協力を新たなステージへと導いていきたい」と強調しました。

　グテーレス氏は中国側の支持姿勢に感謝し、「目下、中国は国連の事業と多国間主義の重要な支柱だ。中国が提唱するアジアインフラ投資銀行（AIIB）の設立、積極的な国連平和維持活動への参加による衝突解決への取り組み、他の発展途上国を支持する姿勢など、いずれも国際平和と発展に重要な貢献をしてきた。国連は中国と更に密接な協力関係を築き、世界の平和、安定と繁栄の保護促進に注力していきたい」と語りました。 （怡康、む）