劉副首相は席上、欧州連合（EU）との関係発展を非常に重視し、欧州一体化を支持し、平和で成長的、改革的、かつ文明的なパートナー関係の構築に努めていき、中国とEUの全面的協力パートナーシップの中身を絶えず豊かにしていくという中国側の姿勢を示しました。そして、「国際政治・経済・安全情勢が複雑化している下で、中国とEUが世界の主要な力として、グローバル・ガバナンスを改善し、世界的なチャレンジに対応する面で協力することは重要な意義を持つ」と強調しました。

　さらに「双方はともに、保護貿易主義に反対し、公平で公正なる国際貿易システムを擁護すべきだ」と述べるとともに、中国のWTO加盟に関するEUの承諾を期日通りに履行し、投資と協力のさらなる深まりのためにより良い環境を作ることに期待を示しました。

　これに対し、カタイネン副委員長は、「欧州と中国が良好で密接な関係を保っていることをうれしく思う」と表明しました。そして、「現在、世界が直面する不確定要素が増していることから、双方が自信を固めて協力を保つ必要性がより強くなった。これは、それぞれの発展に有利なだけでなく、世界経済にとっても安定した要因となるだろう」と述べ、双方の人文交流を支持し、保護貿易主義に反対し、貿易の自由化と利便化を促していくとの姿勢を表しました。（Mou、星）