2016年アジア太平洋経済協力（APEC）CEOサミットが18日、ペルーの首都リマで開幕しました。今サミットでは、世界経済と貿易の状況、革新と持続可能な経済成長、そして、人類社会の発展促進などの議題をめぐり議論が行われます。

　ペルーのクチンスキ大統領は開幕のあいさつで「自由貿易は各経済主体が発展し、国民に利益をもたらす重要なチャネルで、各企業のリーダーが各経済主体の間の貿易関係の発展を推進し、資本と投資をアジア太平洋地域に導くことに努めるよう希望する」と述べました。

　クチンスキ大統領はまた、現在、一部の国で保護貿易主義が台頭していることを挙げ、今回のサミットで各経済主体の首脳が保護貿易主義への対応策で見解の一致を見ることに期待を寄せました。

　2日間にわたって開かれるAPEC・CEOサミットには1200人の企業経営者が参加、そのうち400人は中国からの参加者だということです。（ヒガシ）