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　中国の習近平国家主席が18日から、フィリピンのマニラで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議に出席します。APEC・CEOサミット、APECビジネス諮問委員会代表との対話会議、首脳歓迎パーティーなどへの出席も予定されています。李保東外務次官が10日、公表しました。

　習主席は今回のAPEC会議で、第13次五ヵ年計画に対する中国共産党中央の提言を交え、改革の全面的深化や、経済の構造転換と高度化に関する政策、中国が提唱する「一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロードの構築計画）をめぐる新たな進展などを説明し、アジア太平洋地域および世界経済の発展に関する見解を示す方針です。

　李次官はAPECで期待される３つの点を挙げました。一つは地域の経済一体化プロセスを推進し、アジア太平洋自由貿易圏（FTAAP）」構想の早期実現に取り組む点、そして、相互連結（コネクティビティー）とインフラ整備を推進し、インターネット経済や都市化、中小企業間の協力などを通じて新たな経済の成長点を見い出し、包容性のある成長を促す点、最後に、アジア太平洋パートナーシップに関する共通認識を増進させる点を指摘しました。（ZHL、YM）