意見を交わす参加者ら
北京新僑飯店で14日午前、北京市旅遊発展委員会主催による「北京精選文物・博物、文芸上演、スポーツ観戦ツアーの海外向け提唱プロジェクトセミナー」が開催されました。
日本全国から視察ツアーで訪れた13社の中国旅行手配担当者と、北京市旅遊発展委員会の責任者、中国国際旅行社総社のインバウンド事業担当者らが一堂に会し、如何に日本からの旅行者を誘致するかというテーマのもと、意見交換が行われました。
討論の場では、今回視察メンバーである日本の大手旅行業近畿日本ツーリストの米沢志保さんから「定番の歴史スポットに季節のイベントを組み合わせることで、幅広い中国の魅力をアピールできると思う」との意見が出されたほか、他の参加者からも近隣都市との組み合わせによる新商品の開発が提案されました。またその一方で、観光の利便化に向けた市内環境の更なる整備や、日本国内の旅行業社への最新情報の提供等、日本の旅行客と旅行業界の立場から多くの要望が寄せられました。
その他にも、「中日国交正常化後既に45年を経ていながら、今尚きちんとした日本語での観光環境が整っていないのは残念だ。駅名の多国語表示や、名所でのきちんとした日本語での案内の徹底を考えるべきだ」との改善意見が投げかけられるなど、北京の観光環境を改善していきたいという両者の切実な思いが際立つ会合となりました。(む)
北京市旅遊発展委員会都市イメージとマーケティングプロモーション課の林松氏
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |