中国民政省は9日「農村部の留守児童は902万人に上り、そのうちの90％以上が中西部地域に居住している」と発表しました。

　それによりますと、農村部の留守児童のおよそ90％は祖父母が世話をしており、中部地域の農村部の留守児童は463万人で全国留守児童の50％を占め、西部地域農村部の留守児童は352万人に上り、全国の約40％を占めています。

　中国民政省、教育省、公安省などは11月から来年末までに、児童の親族による世話や適切な保護、強制報告などの責任の履行、法に基づいた児童遺棄の取締りなど、農村部留守児童の権利保護活動を展開しています。

　中国国務院は今年2月に「農村部留守児童の保護に関する意見書」を公表し、「両親ともが出稼ぎし、或は両親の1人が出稼ぎし、1人が保護能力を持っていない。その子供が16歳未満の場合留守児童と言う」と定めました。

　（ジョウ、kokusei）