習主席は席上で、「両国の友好協力関係を深めることは、双方の根本的な利益に合致している」として、マレーシアと共に両国の全面的な戦略的パートナーシップの更なる充実化や各分野における実務的協力の増進、両国国民の福祉向上に努めていきたいとの考えを示しました。

　さらに「両国はハイレベルの往来を密にし、政治的相互信頼を深めるべきだ。双方の発展戦略を合致させ、経済貿易協力の基礎を確固たるものにしなければならない」とした上で、「中国側はマレーシアが『一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）』の協力に参加することを歓迎し、共に21世紀海上シルクロードの建設を推進していきたい」と、インフラ施設やエネルギー、科学技術、農業、金融などの分野における協力の強化に期待を寄せました。

　一方、ナジブ首相は、「マレーシアと中国は友好的な隣国であり、お互いに信頼できるパートナーである。現在、両国の相互信頼が深まりつつあり、全面的な戦略パートナーシップの枠組み内における協力も大きな進展を遂げている。両国関係は史上最高の段階に達している」とした上で、中国側と共に「一帯一路」の枠組み内における協力を強めると同時に、中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）の関係促進にも尽力していきたいと述べました。（洋、星）