国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）のグランディ高等弁務官は24日、国際社会がシリア難民を収容する国々に対して支援を増やすよう求めていくことを呼びかけました。

　グランディ高等弁務官はこの日、アンマンで開かれた記者会見で、ヨルダンが難民を収容したことを賞賛し、ヨルダンが抱いている社会の安定維持とテロ取締り情勢に対する懸念に理解を示した上で、「シリア情勢が不安定であるため、難民への圧力がさらに厳しくなる」と予測しました。

　グランディ高等弁務官はまた、「現在、シリア難民2万4000人がヨルダンから離れ、アメリカとヨーロッパに赴いた。これから、およそ5万人ものシリア難民がヨルダンから他の国に入国する」との見通しを示しました。（殷、星）