国連のパン・ギムン事務総長は20日、当日アレッポで実施された人道的一時停戦に歓迎の意を示し、シリアでの全面停戦を早く実現するよう呼びかけました。
国連はこの日、非公式会議を開き、テレビ電話を通して国連でシリア問題を担当するデミストゥラ特使の報告を聴取しました。これについて、パン・ギムン事務総長は、ロシアがアレッポでの空襲を停止することを歓迎するとした上で、「空爆が相次ぐシリア東部では、国連の車隊は7月の初めごろから入れない状態でいる。停戦が実施された後、国連の関連機関はアレッポ東部で、数百人以上の患者と負傷者の緊急避難に援助と医療物資を提供している。短期間の停戦は問題の最終的解決にはつながらず、アレッポでは全面的な人道援助を必要としている」と述べました。パン事務総長はさらに、シリアで全面停戦を実現するには、強力で信頼できる停戦監督メカニズムが必要だとの見解を示し、シリア和平交渉の再開を国際社会に求めています。(ミン・イヒョウ Kokusei)
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