リビア統一政府の部隊は22日、同国西部のシルテで過激派組織「イスラム国（IS）」の武装メンバーと激戦した末、13人の外国人人質を解放ました。

　リビア統一政府の報道官が明らかにしたところによりますと、政府側の部隊はIS戦闘員と3日間にわたる激戦を繰り広げた末、ISに支配された町の大半を奪還し、13人の外国人人質を解放したということです。

　ここ数年、テロ組織と過激派組織はリビアの情勢不安定に乗じて、同国国内でその勢力を拡張しつつあります。ISはシルテやデルナを支配した他、トリポリとベンガジなどの付近でも拠点を置いています。

　今年5月以来、リビア統一政府は反ISの民兵組織を結成し、シルテなどでISに対する壊滅作戦を強化しており、8月にその軍事行動は「大きな進展を遂げた」と発表しました。（洋、Kokusei）