席上、習主席は「中国とバングラデシュは良き隣人、良き友人、良きパートナーで、両国の国家発展戦略には合致する部分があり、実務協力の面で高い相互補完性を持っている。両国の協力は南南協力を構成する重要な部分だ」として、「中国はバングラデシュとの友好協力関係を重視している。バングラデシュの発展戦略と照らし合わせて、実務協力の重点分野を明確にし、協力プロジェクトを推進する。それとともに、人文交流を密接にして、両国のより多くの国民がメリットを享受できるよう願っている」と述べました。

　習主席はまた、「立法機関の交流は中国とバングラデシュの関係の重要な構成要素だ」と示し、「両国の立法機関は交流と対話の強化によって、両国の政治的相互信頼と発展戦略のリンク、そして民意の基盤を拡大しなければならない。また、両国の政治、経済貿易、人文などの分野における協力に法的保障を提供していくべきである」との考えを明らかにしました。

　これに対して、チョードリー議長は「習主席の今回のバングラデシュ訪問は両国関係史上の一里塚で、両国関係を新たなレベルに引き上げた」として、「バングラデシュは国家発展戦略を実現するプロセスで、『一帯一路』枠組み内における貿易、投資、インフラ整備などの分野での中国との協力に期待している」と述べました。（ヒガシ、謙）