外務省の耿爽報道官は27日の定例記者会見で、「中国は日本側に、中国と共に東海の平和と安定を保ち、南海問題で言動を慎重にし、中日関係の改善と発展に向けた適切な努力を望む」と表明しました。

　耿報道官はその上で、「中国は、中日関係の改善と発展に尽力するという基本的姿勢に変わりはない。中国は、日本に中国と向かい合って歩み寄り、中日間の4つの政治文書と4つの原則的共通認識を確実に遵守する上で、歴史を鑑とし、未来に向かうという精神に則って力を合わせ、中日関係を前進させていくよう呼びかける」と話しました。

　さらに、「日本側に真の意味で、中国の発展をチャンスとしてとらえ、中国の核心利益と重要な関心事を尊重し、両国関係にある敏感な問題を的確に処理するよう望む。とりわけ、中国と共に東海の平和と安定を維持するほか、南海問題において言動を慎重にし、両国関係のポジティブな面の拡大とネガティブな面の抑止に努め、関係の改善と発展に向けた適切な努力を期待する」と訴えました。（Yan、星）