呉海涛国連副代表は14日、アフガニスタンが平和、安定、発展の早期実現のため、援助を継続するよう国際社会に呼びかけました。

　これは、呉副代表がこの日、国連の安全保障理事会が行ったアフガン問題会議の場で述べたものです。呉副代表は、その際「民族和解の実現は、アフガンが直面する諸問題を解決する重要なカギとなっている。アフガンの各勢力は国家発展の大局につき、人民の利益を重んじ、一日も早く和平交渉を再開すべきだ。国際社会は、アフガンの和解実現のため、実のある努力をしていくべきだ」と指摘しました。

　呉副代表は、また「アフガンの情勢安定は国家の発展と繁栄にとって極めて重要なものだ。アフガン国内の武力衝突や過激派組織『イスラム国』や『アルカイダ』などによるテロ行為は、アフガンの安全と安定に深刻な危害を与えている。国際社会は、アフガンの国家安全部隊の能力向上を支持し、アフガンの自己防衛能力や反テロ能力を高め、アフガンの安定を支えていく必要がある」と述べました。

　呉副代表は、さらに「中国はアフガンの地域協力への参入を後押しし、『一帯一路』（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）構想をアフガンの国家発展戦略とリンクさせていきたい」と述べたうえで、「アフガン支援の国際メカニズムが引き続きアフガンの長期的和平と持続的発展に積極的貢献をしていくことを望んでいる」と述べました。（藍、む）