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9月4日と5日に開かれる予定のG20杭州サミットは、中国が初めて主催するG20の首脳会議であり、中国にとって今年最も重要な外交活動です。国際的なテロ取り締まりの情勢に直面する中での開催にあたって、その円滑な運営を確保するため、中国は多くの措置を講じています。
復旦大学新興5カ国(BRICS)研究センターの朱傑副教授は「杭州は今、安全保障の面で大きなチャレンジの時を迎えている。これは、テロの取り締まりに関してだけでなく、衛生面や防疫についての世界的な課題にも関連するものだ」と話しています。
杭州はサミットの開催に向けた万全な準備をしており、重点地域では顔認識の技術が採用されるなどして、安全が確保されています。
一方で、空港や地下鉄などを利用する際、身分証明書の確認が必要になっており、宅配便の実名登録制と交通規制が実施されるなど、市民の生活に影響が生じています。しかし、これらの措置は地元住民の理解と協力を得ており、安全保障の作業は順調に進められています。(殷、謙)
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