習近平国家主席は17日北京で「一帯一路」(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)の整備について話し合う座談会に出席し、重要な談話を発表しました。談話では「政策と施設の連携強化、貿易と資金調達の改善、国民の交流強化、互恵的な協力ネットワークの構築をめざす。新型の協力方式と多次元の協力ルートを生かしたエコで知能的、かつ平和的なシルクロード、その建設を着実に進め、関係国の国民に福祉をもたらそう」と強調しました。
習主席が「一帯一路」構想を打ち出したのは2013年秋、中央アジアと東南アジア諸国を訪れた際のことです。それから約3年が経つ今、進捗状況について習主席は今回の談話の中で「すでに100余りの国や国際組織がこれに参加しており、30数カ国と『一帯一路』の共同建設について契約を結んだ。一連の重要プロジェクトが進行中だ」と示しました。
さらに「『一帯一路』の建設を契機に、多国間で連携と交流を強め、貿易と投資の協力レベルを高めて、生産能力と設備製造業の国際協力を推し進める。この本質は、需要の効果的な引き上げにより、世界経済のバランスを取ることにある」と述べた上で、「何よりも、世界経済が低迷している今日、巨大な生産能力と建設能力を海外に移転し、関係国の工業化、近代化を進め、差し迫ったインフラ整備の需要を満たすことができれば、世界経済の安定化に役立つだろう」との考えを示しました。(MOU、謙)
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