第一回可視化ネットワーク・セキュリティ技術フォーラム2016（VNSTech2016）が26日、北京で開催されることとなりました。このフォーラムは「安全を理解し、価値を体験する」をテーマとするもので、最先端技術と業界のトレンド分析が披露されます。

　このフォーラムの主催者である中国科学院情報工学研究所情報安全国家重点ラボラトリーの林東岱主任は「ネットセキュリティはいつの時代にも情報技術の重点課題であるといえる。政府と企業はネットセキュリティを最重点項目に据えており、インターネットプラスの時代、ネットセキュリティ技術は産業のグレードアップとイノベーションの支柱となっている」と語りました。

　「安全を理解し、価値を体験する」という理念は、可視化ネットワークセキュリティ技術を深く理解し、「セキュリティ」という目に見えず触ることもできないものを、ユーザーが実感・体験できるものへと変化させることで、業務現場におけるセキュリティの問題を解決することに重点を置くもので、可視化を通して見えないことによる恐怖を解消し、新時代のネットワーク・セキュリティの需要を満たしていくことを目的としています。

　フォーラムでは最先端技術に関する討論が行われるほか、中国科学院情報工学研究所、太極コンピューター株式会社、烽火科学技術グループ、北京安博通科学技術有限公司が共同で「可視化ネットワークセキュリティ技術連盟」を発足させ、業界の合力の形成を促しながら、共に可視化ネットワークセキュリティ技術を深耕し、業界のリソースを統合し、ネットワークセキュリティ業界の発展と環境整備の後押しに向けた呼びかけが行われる予定です。（殷、む）