中国の李克強首相は現地時間の14日、モンゴルのウランバートルでベトナムのグエン・スアン・フック首相とラトビアのアンドリス・ベールジンシュ大統領とそれぞれ会談しました。
李首相はベトナムのグエン・スアン・フック首相との会談で、「中国とベトナムの関係は去年以来、発展の勢いが際立ち、ひとまずのところ海上や陸上および金融領域における協力に成果を収めた。中国はベトナムと発展戦略を組み合わせ、生産能力体制の提携を推進するとともに、優先領域での協力を早急に確定し稼動していきたい」との考えを示しました。
これを受け、ベトナムのグエン・スアン・フック首相は、「ベトナムと中国は『同志プラス兄弟』の関係であり、双方は食い違いより共同的な利益のほうが重要なことだ」と述べたほか、南海仲裁案について、フック首相は、「ベトナムはフィリピンの南海仲裁案についての中国の立場を尊重し、話し合いによって紛争を解決すべきだ」と主張しました。
一方、李首相はラトビアのアンドリス・ベールジンシュ大統領との会談で、「中国は東ヨーロッパとの協力で良好な勢いを保ちつつあるため、双方とも利益を得ることができた。中国はラトビアが第5回中国―東ヨーロッパ国家首脳会談を行うことを支持し、ラトビアをはじめ各国とともに、『16+1協力』を推進していきたい」と述べました。
ラトビアのアンドリス・ベールジンシュ大統領は、「中国はラトビアのアジアにおける重要なパートナーであり、ヨーロッパおよび東ヨーロッパと中国との関係発展を支持し、李首相がラトビアで『16+1』国家首脳会談に参加することを期待している」と示しました。(強、星)
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