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「天宮二号」が発射場に搬入、ミッションが実施段階へ

2016-07-10 14:56:29     cri    

 中国有人宇宙飛行プロジェクト弁公室の情報によりますと、宇宙実験船「天宮二号」が諸手続きを済ませ、出荷前のすべての研究・制作作業を終了したということです。「天宮二号」は2016年7月7日に北京から出荷され、鉄道経由で9日に酒泉衛星発射センター有人宇宙船発射場に到着し、発射場エリア内での 最終組立とテストが行われています。

 「天宮二号」宇宙実験船の主なミッションは、有人宇宙船と貨物輸送用宇宙船の訪問受け入れ、宇宙飛行士の中期滞在、推進剤の補給など、宇宙ステーションプロジェクトの要となる技術をテストし、検証を行うことです。「天宮二号」は予備機「天宮一号」を踏襲し、研究・改良して制作されたもので、試験棟と資源棟の2つの部分で構成されています。軌道上での設計寿命は2年で、宇宙飛行士2人が軌道上での作業と生活を30日間行える備えがあります。

 これまでのところ、発射場の施設や設備の状態は良好で、各種準備作業も予定通りに進んでいます。なお、「天宮二号」発射用の長征二号FT2ロケット、そして、それに続いて神舟十一号有人宇宙船を打ち上げる予定の長征二号F遥ロケットは8月上旬に酒泉衛星発射センターに搬送される予定です。神舟十一号有人宇宙船はすでに出荷前テストを終え、ミッション遂行に当たるクルーの人選も決まり、現在はクルーが強化訓練を受けている最中です。

 予定では、天宮二号宇宙実験船がこの9月中旬に打ち上げられ、その後、軌道上のテストと自主運用モデルの確立が行われ、神舟十一号有人宇宙飛行船の来訪を備えます。(Yan、謙)

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