ストルテンベルグ事務総長は「NATOの集団防衛は最大限に強化されているが、サミットではさらなる措置を講じることを決定した。また、中東欧における軍事的存在の拡大も決めた」と述べたと同時に、ロシアとの建設的な対話も継続していくことを強調しました。

　2日間にわたって開かれる今回のサミットでは、NATOの中東欧における軍事力配備、パートナー国との安全協力、EU・欧州連合との協力などといった三つのテーマをめぐって話し合いが進められています。8日、サミット開催の前に、NATOのストルテンベルグ事務総長と欧州理事会のトゥスク議長、欧州委員会のユンケル委員長が共同声明に調印し、協力の強化で合意しました。声明は「NATOとEUは、特殊かつ重要な協力パートナーである。欧州―大西洋共同体は、いままでになかった課題にさらされている。双方は、協力強化を通じて、欧州と其の他の地域のために安全をもたらすと同時に、周辺および其の他のパートナーの安定実現を支援する」と述べました。（朱）