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習主席、中米戦略経済対話と中米人文交流開幕式で談話を発表

2016-06-06 14:28:49     cri    

 習近平国家主席は6日、釣魚台国賓館で開かれた第8回中米戦略・経済対話と第7回中米人文交流ハイレベル協議の合同開幕式に出席し、『中米における新型の大国関係の構築にたゆまぬ努力を』と題する演説を行い、「世界で最大の発展途上国と最大の先進国としての二大経済主体として、中米両国は両国民と各国国民の根本的な利益から物事を考え、責任ある態度で、中米における新型の大国関係の構築に向かって邁進していかなくてはならない」と強調しました。

 習主席は「これまでの中米協力の成果から、双方は衝突や対抗をせず、尊重しあい、協力共栄の原則を堅持し、中米間の新型の大国関係の構築をゆるぐことなく後押ししていくことが重要であることを双方は理解している。国際情勢がいかに変わっても、われわれはこの方向を堅持すべきだ」と指摘しました。

 習主席はまた「現在、世界の多極化、経済のグローバル化、社会の情報化が進むに従い、各国の利益は密接にリンクするようになっている。衝突と対抗はとっくに時代遅れのものとなり、協力共栄こそが時代の求めるところとなっている。中米は相互信頼を強め、戦略の誤判断を防ぐために、意思疎通を常態化させ、戦略的相互信頼を積み重ねることが必要だ。我々は両国の互恵協力を積極的に展開し、揺るがぬ互恵理念を持ち、協力レベルを向上していかなければならない。目下では、マクロ経済政策の調整に力をいれ、各国とともに主要20カ国・地域(G20)首脳会議杭州サミットで成果を挙げ、全力を挙げて互恵共栄の中米間投資協定の早期締結を実現させ、両国の気候変動、開発、サイバー、核拡散防止条約(NPT)、両軍、法執行などの分野での交流と協力を深化させ、双方による重要な国際問題及び地域問題に関する交流と協調の強化に注力していくことが必須である。われわれは意見の齟齬や、デリケートな問題に善処していかなければならない」と強調しました。

 中米戦略・経済対話と人文交流ハイレベル協議メカニズムについて、習主席は「両国の相互信頼と互恵協力の拡大や、両国民の友好促進に重要な役割を果たしてきた。われわれはその方向性を保ち、メカニズムを着実に前進させていけば、中米両国の新型の大国関係の構築を後押しし、両国民と各国国民に利益を与えることができるだろう」としました。

 一方で、アメリカのオバマ大統領は祝賀のメッセージを送り、「米中どちらの成功も相手の国益にかかわっている。アメリカは安定し・平和で・繁栄ある中国の発展と、その世界の様々な問題の解決への役割の発揮を歓迎しており、米中両国が手を携え、世界的課題に対応していけるよう願っている。今年9月に予定されている中国訪問において、習主席とともに両国の協力を引き続き検討していけるよう期待している」と表しました。

 今回の中米人文交流ハイレベル協議は劉延東副首相とケリー国務長官の共同主宰、中米戦略・経済対話は汪洋副首相、楊潔チ国務委員、ケリー国務長官、ルー財務長官の共同主宰によるものです。(殷、む)

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