ロシア極東開発省は2日、公式サイト上で、年内に千島列島先進社会経済発展区を設立することを明らかにしました。

　それによりますと、ロシアは千島列島の持続的な経済発展環境を作るため、今年に入ってから投資規模6890億ルーブル（およそ103億ドル）に上るプロジェクトを開始したということです。千島列島を管轄するサハリン州政府は、千島列島先進社会経済発展区の建設案を策定しており、海上養殖業と鉱業を発展させていく計画だとしています。

　なお、ロシアでは2014年12月に「ロシア連邦における先進経済社会発展区域に関する連邦法」とその関連法が採択されました。極東地域の開発推進と、経済・社会の発展レベル向上のため、先進社会経済発展区を設立するための法律メカニズムを確定し、国からの扶助政策を策定しました。（藍、謙）