北京で18日に開かれた第1回世界観光発展会議は、19日に「北京宣言」を採択しました。

　宣言は中国国家観光局と国連世界観光機関（UNWTO）が共同で起草し、数十年の間歩んできた観光業における国際社会の重要な共通認識と成果を振り返り、観光業が世界の経済社会の発展と平和を促進して発揮してきた役割を総括し、2015年9月に採択された国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実現と持続可能で包容性のある開発の促進で担う役割を強調しました。

　UNWTOのタレブ・リファイ事務局長は、「観光業は成長の最もはやい社会経済分野の一つとして、世界ＧＤＰのおよそ10％、世界貿易の6％、雇用の9％以上を占めている。観光業は成長の活力を生み出し、投資の誘致と雇用の拡大および生活の質的向上を促進し、持続可能な開発を実現するための重要な手段となった」としています。（ジョウ、星）