イスラエル海軍は18日声明を発表し、同日、ロケット弾迎撃システム「アイアンドーム」の海上迎撃試験に成功したことを明らかにしました。

　声明では、海上で行われた試験において、「アミル・アディール」と命名されたロケット弾迎撃システムが、短距離ロケット弾の迎撃に成功したとしています。今後、同システムは軍艦に配備され、地中海にあるガス田など、イスラエルの海上経済エリアの防衛に当てられる見込みです。

　イスラエルのロケット弾迎撃システム「アイアンドーム」は、これまで、ガザ地区から撃ち込まれる短距離ロケット弾への迎撃で重要な役割を果たしてきました。イスラエル軍が発表したデータによりますと、2014年、ガザ地区の武装勢力がイスラエルに向けて打ち込んだロケット弾4954発のうち、同システムで迎撃できなかったのは僅か70発だったとしています。（洋、む）