欧州連合（EU）欧州委員会は4日、トルコ国民に対する査証免除待遇を欧州理事会や欧州議会などに提案しました。

　欧州委員会のティメルマンス第1副委員長は「ここ数週間、査証免除条件に向けた国内調整の取り組みで、トルコは大きな努力を払った。まだ満たされていない条件が残されているが、引き続き努力していけば、最終的にはクリアされるだろう」と指摘しました。

　査証免除待遇は、ビジネス・観光・親族訪問などを目的とした6ヶ月以内最大90日間の短期滞在が対象で、アイルランドとイギリスを除くEU加盟国や、アイスランド・リヒテンシュタイン・ノルウェー・スイスなどのEU非加盟国で適用されます。

　欧州委員会は、6月に投票によって査証免除待遇の提案を表決する方針ですが、メディアによりますと、この提案は欧州委員会での採択後、さらに、それぞれのEU加盟国と欧州議会でも投票による承認を受ける必要があるということです。（ミン・イヒョウ　む）