中国外務省の洪磊報道官は3日、「最近、シリアの一部地区で衝突が激化し、死傷者が出たことに注目している。関連各側が、やっと手にした停戦を維持することを呼びかける」という中国政府の立場を示しました。同時に、「停戦維持のため、関連各側が協調を強化し、具体的な解決案を制定することを、中国は支持する」と強調しました。

　洪磊報道官は「この道のりでは困難または挫折は避けられないが、この道こそシリアの人々の根本的利益と一致し、域内の長期的安定にプラスとなる解決案だ。この道を歩み続けるために、国際社会も信念をなくしてはならず、関連各側も辛抱強くならなくてはならない。そして、交渉の双方も真心を示さなくてはならない。中国は、デミストゥラ国連シリア問題特使の斡旋を支持するとともに、関連各側のジュネーブでの和平交渉を早期再開するよう激励したい。また、シリア問題の政治解決を一日も早く実現できるよう、中国は関連各側とともに推し進めていく」と述べました。