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朝鮮半島情勢で中ロが新たなコンセンサス

2016-04-29 21:13:46     cri    
 王毅外相は29日、ロシアのラブロフ外相との会談後に開いた記者会見で、記者の質問に答える形で、朝鮮半島情勢に関する中ロ間で形成された共通認識を紹介しました。

 王外相は、「中ロは、半島非核化の実現、半島の平和と安定の維持、対話と協議により、各国の合理的関心事項の解決を協議することは、中ロを含めた各国の共通利益と合致するものだと考えている。半島情勢は目下、高リスクな時期にあたり、各国はいずれも国連安保理の2270号決議を厳格に履行し、朝鮮による核ミサイル開発を抑止するという、決議の果たすべき役割を着実に果たすよう努めるべきであるのと同時に、各国は自制を保ち、矛盾や緊張をエスカレートさせうる如何なる行動もとらぬようにしていく必要がある。半島核問題の根本的解決のためには、各国は六カ国協議の再開に向けた努力を放棄せず、引き続き必要な環境を醸成していく必要がある」と語りました。

 王外相はまた、「中ロ双方はいずれも韓国におけるサードミサイルの配備動向に重大な関心を示している。この行動は関係国の実際の防御ニーズを越えたものであり、いざ配備となれば、中ロいずれの戦略的安全保障にとっても直接の脅威になる、という見解においても、意見の一致が見られた。それと同時に、この措置は半島核問題の解決に役立たず、もともと切羽詰っていた半島情勢にさらに油を注ぐ結果を招き、地域の戦略的バランスを破壊することになる。関係国は、中ロの厳粛な立場と、正当な関心の所在について真剣に捉えるべきだ」と強調しました。(Yan、む)

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