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外務省、軍機着陸に対する米国防総省の抗議に反論

2016-04-20 11:10:54     cri    

 中国が作業員救出のため、南沙諸島にある永暑礁へ軍用機を派遣したことに対し、米国国防総省の報道官が抗議したことを受けて、中国外務省の華春瑩報道官は19日の定例記者会見で、「アメリカ側の指摘は理解に苦しむ」として、実際の行動を通じて南海の平和と安定を守るようアメリカに促しました。

 米国国防総省の報道官は18日、中国軍機が17日南沙諸島にある永暑礁に着陸し、ケガした作業員3人を救出したことについて、「中国が民用機ではなく軍用機を使った理由が分からない」と指摘した上で、さらに「中国が約束を守り、争議のある南海の島嶼に軍用機の配備や巡回をしないよう求める」と述べました。

 これを受けて華報道官は、「人員救出や人道支援、民間人の撤退などに軍用機を使うことは、各国の一般的なやり方である。中国は地震や災害の救援の現場にいつも軍用機を出動させている。中国の領土では軍用機と軍人が必要とされる場所に現れることは、軍隊の果たすべき責務であり、国民の期待に応えるものでもある」と述べました。

 さらに華報道官は「米国国防総省の報道官の論理に従うと、アメリカは南海での航行の自由を守ると公言しているが、アメリカこそ、なぜ民用の船や航空機ではなく、軍用機と軍艦を使って航行の自由を守ろうとしているかを聞きたい」と述べ、アメリカが約束を守り、言論と行動を一致させ、実際の行動を通じて南海の平和と安定を守るよう求めました。(ZHL、星)

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