フランスのオランド大統領は13日エリゼ宮で、フランス訪問中の楊潔チ国務委員と会見しました。

　オランド大統領は「フランスは中国との関係発展を非常に重視している。両国は地球温暖化対策やテロ取締り、安全保障、金融の安定維持などといった重要な問題において共通した目標と利益を持っている」と述べ、今後も民生用原子力や農産物、観光、人文などの分野における協力をいっそう拡大し、相互投資と貿易を促すことに期待を示しました。

　またオランド大統領は習近平主席の招きに応じて、9月に杭州で開かれるG20（主要20ヵ国・地域）サミットに出席することを明らかにしました。

　楊国務委員は「中国とフランスの関係は特別で重要な意義がある。両国は重要な問題で支持し合い、伝統分野と新興分野における実務的協力が同時に進み、第三国市場の開拓の面でも協力し合って、2国間関係に模範的役割を果たしている。2020年以降の温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の実施などに関して、今後もフランス側と緊密な意思疎通を行いたい」と述べました。（ZHL、星）