李克強首相は11日、経済情勢をめぐって一部の省と直轄市の政府責任者との座談会を主宰し、当面の経済情勢を議論した上で、次の段階の経済活動について要求を打ち出しました。

　李首相は、「現在、経済運行は安定しており、良い方向に向かう要素が多くなりつつあるが、減速の圧力も依然大きく存在する。国際環境の中で新たな不確定要素は増え続けている。一方で、国内の実体経済の発展は多重の困難に直面している。一部分野でのリスクを無視してはならない。課題と圧力に向き合い、経済の安定した発展を推進していく」と述べました。

　李首相は、「構造改革、特に供給側の構造改革を推進しなければならない。政府機構の簡素化と権限の委譲を引き続き実施していく。減税を推進し、全ての業界の税負担を減らしていく。また、革新を促進し、より多くの開放的なプラットフォームを築き上げ、良質なサービスを提供して経済の新たな成長を助力していく。過剰設備の削減を推し進め、企業の負債比率を軽減していく」と強調しました。（玉華、謙）