チェコを公式訪問中の習近平国家主席は29日、プラハで、チェコのソボトカ首相と会談しました。習主席は、「今回の訪問で、中国とチェコは両国関係を戦略的パートナーシップに引き上げることで合意し、両国関係の新しい時代を切り開いた」と述べました。

　習主席は、「中国とチェコは、『一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）』構想を共に推進することに関して両国政府が昨年調印した了解覚書を契機に、重点の協力分野とプロジェクトを確定すべきだ。中国はチェコと共に、空路の相互連結を進め、鉄道や道路などのインフラ整備分野での協力を検討したい。双方は自動車、工作機械などの分野での協力を引き続き強化すると共に、航空、ナノテクノロジー、生物、原子力発電などのハイテク分野で交流と協力を強化したい」と強調しました。

　これに対して、ソボトカ首相は、「経済貿易、航空、金融、エネルギー、医療などの分野で両国の協力は両国国民に幸福をもたらしている。チェコは、『一帯一路』構想が両国の一層の協力を作り出すことを期待する。中国とEUの関係発展のための重要な力に、またシルクロード経済帯の欧州における交通、物流、金融センターになりたいと考えている」と述べました。（玉華、謙）