2016年は、チベット農奴制度が廃止されて57年目の年にあたり、3月28日は第8回チベット百万農奴解放記念日にあたります。この重要な時刻(とき)を記念し、中央新聞記録映画製作所グループが、二話からなるハイビジョンドキュメンタリー「廃奴」を制作、番組は25日、26日に中央テレビ国際チャンネルでオンエアされました。

　「廃奴」は「チベット農奴100万人の解放」という、20世紀の人類発展史における偉大なる一ページをテーマに、チベットの農奴制度の由来、農奴制の闇と残酷さを描き、チベットという地域とチベット族同胞、および世界の人権事業の発展にとっての農奴廃止運動の重要性を語り、新チベットの発展と進歩を記録した作品です。

　紹介によりますと、この歴史的意義に富んだドキュメンタリーは、1959年中国チベット地区で撮影された関連素材を生かし、当時、農奴廃止運動を体験した人々や、その時代の動きを見つめた人々、そして国内外の識者のもとを訪れて取材した内容から構成されたもので、様々な角度からの証言を通して、歴史のありのままの姿を再現し、封建農奴制を廃止することの必要性を詳らかにし、農奴制度廃止が人間性解放と人権尊重に与える重要な意義を考えるものとなっています。（Yan、む）