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米大統領、IS掃討は最優先課題で共和党案に反論

2016-03-24 13:11:57     cri    

 アメリカのオバマ大統領は23日にアルゼンチンで、「イスラム過激派組織『イスラム国(IS)』の掃討やテロリズムとの戦いは、いま直面している最優先の課題であるが、ムスリムの行動をデータベース化して監視するという共和党の提案は、むしろ事態の悪化を招くだろう」と明らかにしました。

 これは南米外遊中のオバマ大統領がアルゼンチンのマクリ大統領と会談後の共同記者会見で述べたものです。ベルギーのブリュッセルで発生した連続爆破テロやアメリカの反テロ戦術についての記者からの質問に対しオバマ大統領は、「世界各国は一致団結してテロリズムと戦うべきだ。アメリカは引き続き『イスラム国』の掃討戦に取り組み、欧米でのテロ襲撃の再発を防ぐよう同盟国との連携を強化していく」と述べました。

 ベルギー連続爆破テロが発生した後、アメリカ共和党からオバマ大統領の「イスラム国(IS)」掃討戦術に疑問の声が上がっており、アメリカ全土でムスリムをデータベースで監視し、イラクやシリアでは無差別爆撃を行うことが提案されました。これに対しオバマ大統領は「これらの主張は間違っているどころか、かえって事態の悪化を招くだろう」と反論し、「アメリカでこれまでより多くのテロ襲撃が発生しなかった理由に、ムスリムの団結が挙げられる。言い換えれば彼らが孤立しなかったためだとも言える。関係国への無差別爆撃は人道主義に背くどころか、『イスラム国』がより多くの自爆テロ実行犯を募集して、さらに多くのテロ襲撃を実施する口実になる恐れがある」と警告しました。(03/24 Lin, 星)

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