国連人道問題調整事務所（UNOCHA）弁公室の付属機関は14日、報告を発表し「エルニーニョ現象の影響で、ベトナムは過去90年間で最大の旱魃に見舞われ、100万人近くが飲用水不足で困っており、16万ヘクタールに上る農作物が被災し、経済損失は1050万ドルに相当する」と発表しました。

　国連のデュジャリック報道官は当日、ニューヨークにある国連本部で「メコン川デルタ地区は厳しい旱魃と塩害に直面している。63の省のうち、39の省が被害を受けている。10の省が緊急状態に入ったと発表した」と明らかにしました。

　ベトナム国家気象局によりますと、今回のエルニーニョ現象は少なくとも6月まで続くということです。（殷、kokusei）