ASEAN・東南アジア諸国連合の非公式外相会議が27日ラオスで開かれ、南海問題が注目の的となりました。

　これに対し、29日に北京で開かれた中国外務省の定例記者会見で、洪磊報道官は、ASEANの殆どの国が南海問題の大げさな取り扱いには賛同できないと述べました。

　洪磊報道官はまた「南海問題は、中国とASEANの一部の国の問題だ。中国とASEANの問題ではない。今、各側が『南海各側行動宣言』という枠組みを全面的かつ効果的に実施しており、海上での実務的な協力を一層深め、積極的かつ安定的に『南海行動準則』の交渉プロセスを推進し、引き続き積極的な進展を遂げている」と指摘した後、「関連国が中国に向き合って、交渉を通じて争議の解決を堅持し、南海地域の平和と安定を共同で維持することを期待する」と語りました。（任春生、kokusei）