王外相はその際、「ここ数年、BRICS諸国の協力は新興市場や途上国の協力にとって重要なプラットフォームになっている。BRICS諸国協力のメインプロジェクトとして、新開発銀行がBRICS諸国や途上国の発展に支援を提供し、信頼と実効性があり、長期的且つ影響力の大きなプロジェクトを多く作り上げるとともに、各国の連携関係を促進し、国際的な生産能力連携を推進していけるよう期待している。新開発銀行が、専門性があり、効率的で、透明度を保った、環境資源にやさしい21世紀における新しいタイプの多角的な開発銀行となり、グローバル経済ガバナンスの整備と改革に臨んでほしい」と期待を寄せました。さらに、中国は新開発銀行本部協定の実施や業務展開に全力を尽くしてサポートを提供し、理想的環境作りに励んでいくとの考えを示しました。

　これに対し、カマート総裁は、中国政府と上海市政府が新開発銀行の創設に払った努力に感謝の意を表した上で、「新開発銀行がBRICS　5カ国の政府と人民の期待に応えるよういち早く運営を始められるよう努力し、BRICS諸国と途上国の発展と繁栄、そして南南協力に積極的役割を果たしていきたい」と述べました。（02/28　Lin,　む）