米海軍第7艦隊司令官はこのほど「オーストラリアとその他の国々は自由航行権を宣言するために米国に追随して、南海の争議のある島嶼の12海里範囲内で航行すべきだ」と主張しました。

　これを受けて中国外務省の華春瑩報道官は23日北京での定例記者会見で「米国の一部の人は航行の自由を理由に中国に因縁をつけている。これは取り越し苦労でなければ、中国と他国との仲たがいをさせていると言わなければならない」と述べました。

　また、華報道官は「事実が立証しているように、南海での航行自由は昔から何も問題は存在していなかった。その航行自由を妨げる責任は中国側にはない」としたうえで、「国際法に定められている航行の自由とは決して米国の艦隊や軍用機がその武力を誇示するような自由ではない」と強調しました。（ミン・イヒョウ　Kokusei）