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駐米大使、「中国の繁栄が世界に利益をもたらす」

2016-02-17 20:34:23     cri    

 在アメリカ合衆国中国大使館の崔天凱大使は16日、ウォール・ストリート・ジャーナルに文章を掲載し、「中国経済は依然として世界経済発展の重要な支柱である。一刻の猶予も無い世界経済の構造改革において改革の先鋒となった中国の働きは、国際社会の喝采と支持を得るに値する」と示しました。

 崔大使は、グローバル市場が揺れる背景を十分に理解することが重要であるとして、4つのポイントを挙げました。

 1.中国経済は依然として速いスピードで成長しており、世界経済発展の重要な支柱である。世界銀行のデータでは、2009年から2014年までの中国の国内総生産(GDP)年平均成長率は8.7%であり、世界経済成長に対する貢献率は30%に達している。2015年の中国の経済成長率は6.9%であったが、依然として世界経済規模では最大であり、もっとも成長速度が速い国のひとつであって、世界経済成長への貢献率は25%に達している。

 2.一部では中国の株式市場の動きを心配する声がある。だが、長期的視点に立てば、昨年8月以来の中国株式市場の不安定な動向が実体経済に損害を生じさせることはない。中国の株式市場は、なお発展の過程にある。また、多くの報道は、中国政府が人民元の切り下げによって輸出貿易の促進を試みようとしているとしているが、これは誤りである。人民元の切り下げは、中国経済の成長速度の鈍化の影響を受けてのものあるほか、最大の理由は昨年の為替相場の構造改革の実行にある。輸出貿易とは無関係である。

 3.中国の大口商品に対する需要は依然として高まっている。2015年1月から11月まで、の食糧輸入量は1.12億トンに達し、2014年に比べ27.3%増となった。また、中国はアメリカの農産物の主なバイヤーであり、アメリカが生産するうちの25%の大豆と40%の綿花を輸入している。

 4.構造改革が中国経済により明るい未来をもたらし、世界経済にも多くのチャンスをもたらすことができる。2008年の金融危機以来、中国が行ってきた大規模な景気刺激策は、世界経済の深刻な低迷を防ぐという重要な役割を果たした。

 崔大使は文章の最後に、「中国の繁栄は世界の利益につながる。今後G20の主要国として、中国は他の国々と共に、智慧を合わせ、国際経済協力を強化し、改善する。世界経済の強さを保ち、持続可能でバランスの取れた成長を維持することを各国と推進していく」と表しました。(雲莎、謙)

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