韓国の趙太庸（チョ・テヨン）大統領府国家安保室第１次長は3日の記者会見で、「朝鮮の『人工衛星の打ち上げ』は事実上、長距離弾道ミサイルの発射である」と非難し、「国連はいま、朝鮮の4回目の核実験に対する制裁について協議中である。このタイミングでの朝鮮による発射計画の通告は、国際社会への挑戦である。弾道ミサイル技術を利用したいかなる行為も、国連安保理決議に違反するものだ。朝鮮は直ちに発射計画を取り消すべきだ。韓国政府は、国民の安全を脅かすいかなる挑発行為に対しても、万全的な対応態勢を取っていく」と強調しました。

　一方、アメリカのホワイトハウスの報道官は定例記者会見で、「朝鮮のこの行動は、国際責任に反する無責任な挑戦だ」と批判しました。

　また、日本の安倍晋三首相は、朝鮮の通告について、「実際は弾道ミサイルの発射を意味するものだ。核実験の実施に引き続き、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を強行することは明白な安保理決議違反であり、わが国の安全保障上の重大な挑発行為だ」と強く非難し、米国や韓国などの関係国と共に、発射計画を中止するよう朝鮮に強く求めています。（藍、謙）