タイのアチャカ・シーブンルアン工業相はこのほど取材を受け、「中国が提唱した『一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上のシルクロード)』構想は、タイがアジアインフラ投資銀行(AIIB)から財政的な支持を得て、タイもしくは東南アジア諸国連合(ASEAN)地域全体のインフラ整備を発展させることにプラスになるだろう」と述べました。
アチャカ工業相は、「『一帯一路』の枠組みの下で、タイの経済特区における中国とタイの協力は、計画中の中国とタイを結ぶ867キロの鉄道をはじめとする両国のインフラ整備や、ASEAN・中国自由貿易協定の成長を重点に展開していき、タイの産業クラスター戦略(企業、大学、研究機関などが地理的に集まり、同時に競争、協力していくこと)の発展に向けた中国企業のより多くの投資をタイは望んでいる。2015年にタイ政府が批准した産業クラスター発展方案に基づいて、タイは東部海岸地域にあり、インフラ施設が整備されたラヨーン県などでハイテク産業を重点として発展を進めていく。タイ政府は関連企業に対して最初の8年間に所得税免除、その後の5年間に所得税の半分免除という優遇政策を提供する計画だ」と述べました。(玉華、星)