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王毅外相、イラン核問題最終合意の履行を語る

2016-01-17 15:53:28     cri    

 中国の王毅外相は17日、イラン核問題をめぐる最終合意の履行について記者の質問に答え、主要6カ国(中米英仏露独)とイランは最終合意の履行に向けた膨大な作業を進めており、これは最終合意を目指す政治的意志と揺ぎない約束を示すものだと評価しました。

 王外相は、「最終合意の全面的履行の決定で、イラン核問題の政治的解決がさらに一歩進んだ。これで最終合意は準備段階から、新たな段階に移り、イランに対する制裁が解除されることになる。これは、困難に直面している国際核拡散防止活動にとっては手本となるもので、また、平和と発展を待ち望むイラン国民にとっては祝うべきものだ」と述べました。

 これまでの協議における中国の立場については、「中国は、イラン核問題をめぐる最終合意に関する交渉の全過程に参与しており、ウラン濃縮の解決と制裁解除などの困難な議題の上で有益な提案やアイディアを提出した。最終合意締結後、各国とともに履行の準備を進め、とりわけ、アラクにある重水炉の炉心撤去については、アメリカやイランと実り豊かな協力を行った」と述べられました。

 王外相はまた、合意の履行について、約束を守り、相互信頼を強め、互いに譲り合うという、中国側の3つの提案を強調した上で、「国際平和と安定を維持する約束は変わることがなく、最終合意の履行を推し進める政治的意志は揺るぐことがない。イラン核問題の政治的解決を求める外交上の努力を怠ることはない」と改めて表明しました。(MOU、謙)

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