中国王毅外相が15日、中国訪問中のイランのザリーフ外相と会談した後共同記者会見を行いました。両外相は中国・イラン戦略パートナー関係の建設に関する交渉をスタートし、両国関係の位置づけを高めていくことで合意しました。

　王外相は「イランは中東地域の大国で、その地域とイスラム世界において重要で独特な影響力を持っている。中国はイランとの関係を高く重視している。今年に入ってから、両国の指導者は数回にわたって会談し、両国関係の発展に方向を確立した。イラン核問題の最終合意が達成された新情勢の下で、中国とイランの関係は新たな段階に入るだろう」と述べました。

　ザリーフ外相は「中国はイランの最も重要な協力パートナーの一つである。イランが困難な時に両国関係が積極的な発展を保っていた。イラン核問題に関する全面的協議が達成された後、両国関係はより速く、より広く、より良く発展していくに違いない」と強調しました。

　両外相は中国の「一帯一路」とイランの発展戦略を結びつけ、エネルギーやインフラ施設など伝統的な分野での協力を深めると同時に、新たな分野での協力を開拓し、安全やテロ取締りなどでも協力を強化していくことで合意しました。（Katsu、Kokusei）