「中国郵便」と「李燕オフィス」の共催による「2016サイン入り申年年賀はがき販売会」が5日、北京駅近くにある建国門内大街郵電局で開催されました。

　中国郵便の関係筋によりますと、2016年は申年であるほかにも、中国の郵便制度創設120周年の年でもあります。これを記念するため、名画家と提携して、今年の干支であり、中国人が大好きな動物でもあるサルをテーマにした年賀はがきを発売することになったということです。

　現代中国画壇の代表画家・李燕氏は"大写意"の画法を用いた花鳥画巨匠・李苦禅氏の長男です。幼少の時から父の指導を受け、伝統的な中国画の技法を受け継ぎ、とりわけ、生き生きとしたサルの絵で知られる存在です。販売会は、その李燕氏のデザインした記念年賀ハガキをいち早くこの目で見ようと集まった大勢の市民でにぎわっていました。

　今回発売されたメインのはがきは「百猿図」という長巻物をデザインに取り入れたものです。中国の古典小説『西遊記』の主人公である孫悟空を取り入れ、中国らしさに満ちた仕上がりになっています。

　なお、記念年賀ハガキは26枚の切手とともに１セットとなっているほか、記念カバー入りの限定セットも発売されているということです。（取材＆写真：トントン）