2016年の新しい年を迎えるに際して、中国国際放送局（CRI）の王庚年局長はスタッフ一同を代表し、視聴者やネット利用者の皆様に新年の挨拶と心からの祝福を述べました。王局長は挨拶の中で、情報の伝達技術がどう変わろうとも、CRIは「世界に向けて中国を伝え、中国に向けて世界を伝え、世界に向けて世界を伝える」という趣旨を一貫して受け継ぐという姿勢を表明しました。また、2016年は、利用者により高品質のサービスと情報を提供し、更なる交流を展開していくという目標を説明しました。王庚年局長の新年の挨拶です。

　親愛なるリスナーとネットユーザーの皆様

　新年、あけましておめでとうございます！

　2016年の新年の鐘が鳴り響くこの美しい瞬間に、私は中国国際放送局（CRI）及び中国国際放送ネットワーク（CIBN）のスタッフ一同を代表し、北京から皆さんに心からの祝福の意を申し上げます。皆さんが新年を万事順調に過ごし、いつまでも幸せでありますよう願っております。

　過ぎ去った2015年は中国にとっても世界にとっても、重要な意義を持つ一年でした。我々はこの年に世界反ファシズム戦争勝利及び国連創設70周年を迎え、世界各国がそれぞれの方法でかつての戦争を省みました。また、気候と環境管理の新しい枠組みが形成され、中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議（五中全会）では、中国のこれからの五年の経済と社会発展の新しい青写真が描かれました。

　このほか、世界の国々は手を携えて、人類運命共同体を構築する面において、確実な一歩を踏み出しました。一部の地域では依然として分岐と衝突が存在しますが、平和、発展と協力はこの時代の主題であり、全世界の人々が求めるものでもあります。スペインの視聴者ファン・ディエスさんは、「世界には平和が必要で、平和がなければ、人類とこれまでの発展の成果は崩壊してしまいます。交流と協力は世界の平和と発展につながり、衝突は損害をもたらします」というメッセージを下さいました。彼が指摘するように、我々は、交流にこそ理解と友情を深める力があると信じています。我々は2015年の一年を通して、「中国の立場で、世界の視点を、人類のために」という放送理念を持ち続け、世界各地で起きたニュースと出来事を、各国の友人たちと分かち合いました。また、中国人民と世界の人々との理解と友情を深めることを目標とし、『ニーハォ・中国（你好，中国）』、『中国―東南アジア諸国連合(ASEAN)友誼歌パーティ（中国－東友誼歌会）』、『アジアの美を発見・シルクロードで夢を探せ（発見亚洲之美•丝路寻梦）』、『私から見る中国（我説中国）』や『身近なメイド・イン・チャイナ（我身辺的中国製造）』などの大型交流イベントを主催し、世界各国の皆さんにより身近に本当の中国、発展と進歩を遂げつつある中国を感じて頂けるよう努めてきました。中国にお越しになったことがあるインドの視聴者スレッシュさんからは、「CRIが情報普及の分野において注いだ力は、異なる文化やコミュニティの間の隔たりを解消することに大いに貢献している。『世界人類は大きな家族』という夢を実現させられるに違いない」という励ましの言葉を頂きました。

　親愛なる友人である視聴者の皆さんから頂いた応援は、我々の使命を一層有意義なものにしました。2015年、我々は161ヵ国からの手紙、メールやコメントなど、1454万のメッセージを頂き、多言語ソーシャルメディアアカウントのフォロワー数は5636万3000人に達しました。この場を借りて、皆さんに心から感謝の意を申し上げます。

　中国には、『不忘初心，方得始終（初心を忘れずにいれば、目標は達成できる）』という古い言葉があります。我々は世界と中国の報道の架け橋になるという趣旨と責任を忘れず、皆さんにより良いサービス、情報と交流のプラットフォームを提供する所存であります。

　2016年の、視聴者およびネットユーザーの皆さんのご多幸を重ねてお祈りし、新年のあいさつといたします。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます！

　CRIの王庚年局長による新年の挨拶でした。（怡康、謙）